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まいっちんぐマチコ!ビギンズ

2006-07-30-Sun-02:33
まいっちんぐマチコ!ビギンズ』見ました

クサフカです。




健全なスポーツ活動や恋愛までも管理する超進学校・こりゃま学園。この学園は江戸川橋教頭と一部の生徒会の悪の組織によって支配されていた。この生徒会に対抗できるのは、稲妻パンチを得意技とする主将・雷子(佐野夏芽)率いるボクシング部のみ。そこに救世主となるべく、教育実習生マチコ(磯山さやか)が現れる。やがて、こりゃま学園はマチコ+ボクシング部と生徒会の二つの勢力の争いに発展していく。はたして勝つのは、マチコなのか。それとも江戸川橋教頭なのか!そして伝説のまいっちんぐポーズは誕生するのか?





いやーコレほど「映画館で見なくてよかった…見ていたら僕は暴徒になっていたから……っ!」という映画も無いな。

なんつーか酷い。酷すぎて凄い。なんつーかアニメ涼宮ハルヒの憂鬱の0話が75分ある感じ?もれなく視聴者に「ああ、予算ねぇんだなぁ…」という寂寥感にさいなまれるオマケつき。

まぁ……見所はある。年間予算が30兆円の生徒会とか、生徒会のメンバーが怪力男(もちろんマトモに会話ができない)・くのいち(どうみても高校生じゃない)・パソコンデーター男(もちろんパソコンに「勝ツ確率ハ100%」と表示される)などなどステレオタイプなバカが大量にある。予算の少なさを逆に利用して笑いに転じさせようとする努力も買いたい。

ただなぁ……主役のアイドルのPVも兼ねている所為かイマイチつきぬけられなかった。それが、あの酷さにつながっちゃったんだろうなぁ……

M:i:Ⅲ

2006-07-15-Sat-15:27
M:i:Ⅲ』見てきました。クサフカです



うん、ハリウッドらしくて面白い映画だったな。
M:iシリーズを見るのは実は初めてだったんですが、別に何の支障もきたさなかった。スパイ映画特有の「スパイ秘密道具の活躍」もテンポ良くてサクサク見れた。
アクションシーンはだいぶ気合が入っていたな。トム・クルーズがスタント無しで頑張っていて、その頑張りが見ているほうまで伝わってくる。あんまり頑張りすぎて骨を何本か折ったらしいけど、それも納得する激しいアクションだった。



アクション映画好きならかなりお勧めの映画だったな。

ラウンダーズ

2006-07-13-Thu-18:37
マッド・デイモンって凄い名前だよね。

クサフカです




今日は学校が休みなので映画『ラウンダーズ』を見ました。



学費をポーカーで稼ぐロースクールの学生マイク(マット・デイモン)は、天才的な勝負師(ラウンダー)。全財産を賭けた勝負に負けてしまい、一度は足を洗う決心をしたマイクだが、イカサマ賭博師のワーム(エドワード・ノートン)からの誘いで、またもやポーカーの世界へ足を踏み入れてしまう…。



うん、なかなか面白い映画だったな。
ギャンブルものというジャンルは不朽のジャンルだよな。そもそもギャンブルというものは実力も必要だけど、運も必要だ。運はただ「ツいてるツいてない」という単発的なものじゃなくて、「流れ」という認識が一般的に、もはや当然のように信じられている。「流れ」は引き寄せることもできるし、変えることもできる。いくら最高の勝負師でも完全無敗ということは絶対にない。まぁ、そのある種の平等性がギャンブルの魅力だと思うけど。

「絶対に勝ちがない」という状況だからこそ面白い。主人公のマイクも勝負師としては一流だけど何てこともない人に負けることもある。見ているとだんだんマイクのハラハラドキドキが乗り移ってきて、マイクが勝つとこっちまで嬉しくなってしまった。

ただ展開はスジは通っているが、ちょっと強引でバラバラ。
スムーズな話運びをしたらもっと面白かったと思う。














ラウンダーズ ラウンダーズ
マット・デイモン (2004/11/25)
松竹

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ブレイブストーリー

2006-07-10-Mon-02:28
ブレイブストーリー』見てきましたクサフカです。





なんか知らんが今日は映画館がやたらめったら混んでたなぁ。
宮部みゆき原作って事で結構期待して見にいったんだが、前半から中盤にかけてがとにかくタルい。小説3冊分を時間内にまとめる為にハショってるのが、原作を全く読んでいなくても分かり、「あー、ここはスタッフとしてはあんまり説明的になり過ぎず、かつ分かりやすい場面を心がけたんだろうなぁ」とか製作者の意図が伝わってくる。でも、どれだけ苦心しても時間が絶対的に足りないのでやっぱり説明不足に陥っていたな。
そうすると、キャラクターの行動の動機とかが希薄になるから共感しにくかった。


ただ、後半の30分の盛り上げ方はガチ。
あの後半の展開だけで俺はこの作品の評価が180°変わった。前半・中盤のタルさも後半の盛り上げの為だと思うと全てが許される。
とにかくテーマの掘り下げ具合が並のアニメ映画じゃない。ファンタジーなのにハードで硬派。テーマ性の強さから見ると『プラネテス』並みだと思ったんだが、それもその筈で脚本家が正に『プラネテス』の大河内一楼その人だった。気付いたのはエンディングのクレジットロールの時で、驚きつつも深く納得したものよ。



声優に関して言えば、やはり何人かは声が浮いた人もいた。だけどあまりにハマりすぎてエンディングのクレジットを見るまで気付かない人もいた。その違いの理由として考えられるのが「今まで演じた事があるのかどうか」だと思う。例えば今まで松たか子が少年役を演じたことなんてないだろう、あったとしても数は絶対的に少ないはずだ。そうなるとどうしても手探りの演技になる。松たか子はまだ主人公なので出番が多く、最後の方には演技力の向上と慣れで違和感はなくなるが、常盤貴子はヒドかった。カッツという誇り高き女戦士役だったのだが、これが全く合わない。役柄上あるていどドスの効いた声の方が良かったんだが常盤貴子のあのほわほわした声じゃなぁ・・・・・・正に対極の声だよな。俺的には江角マキコあたりがピッタリだと思うんだがな。
なんか、ゲーム版の声優陣がベテランぞろいで安定・確実の最強布陣なのがやるせないなぁ。






まぁ総括すると「後半が異常に面白いアニメ映画」
むしろ、全26話で世界観やキャラクターを少しずつ掘り下げていって最後の4話か5話ぐらいであの凄い展開をすれば、間違いなく歴史に名を残すアニメになったろうに・・・・・・















ブレイブ・ストーリー (上) ブレイブ・ストーリー (上)
宮部 みゆき (2006/05/23)
角川書店

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竜馬暗殺

2006-07-09-Sun-00:43
竜馬暗殺』みました。クサフカです。






慶応三年。薩長連合を成立させた土佐の坂本竜馬(原田芳雄)は、その革新的な思想のために、佐幕派と倒幕派の双方から命を狙われていた。竜馬は身の保全を図るため、京都・河原町の隠れ家に身を隠す。だが、そこにも竜馬の命を狙う刺客の手が迫っていた…。





竜馬の暗殺の3日前からお話が始まるという一寸変わった映画。
作られたのが1974年なんだが、その時代の持つ魅力が伝わってくる。
その一つが原田芳雄演じるギラギラした野性味溢れる竜馬だ。他の作品にも言えることだがこの時代の映画はワイルドな魅力を持った俳優が多い。
これは仮説なんだが、まだまだメイクとか照明技術の発展していないこの時代、製作者はいかにしてお客に「カッコいい」と思われるか思い悩んでいたのではないか。その時、考え出したのが「粗暴、軽薄、汚い」などの数々のマイナス性質の中にキラリと一瞬だけ光り輝く「カッコ良さ」を内在させる事だったのではないか。要はギャップなんだけど。



1970年代というと学生運動が盛んな時期。理想と現実が交差して退廃的なムードが蔓延した混沌とした時代だった。それはかなり幕末という時代の雰囲気と符合したもので、この70年代という時代だからこそ、『竜馬暗殺』という映画が作ることができたのだろう。















竜馬暗殺 竜馬暗殺
原田芳雄 (2001/11/22)
ジェネオン エンタテインメント

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茄子 アンダルシアの夏

2006-07-02-Sun-23:00
曲がった事が大好きです。クサフカです。

ルールの裏とか付くのが好き





茄子 アンダルシアの夏』を見ました



 スタジオジブリの大ヒット作『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』で作画監督を務めた高坂希太郎の監督デビュー作。
故郷アンダルシアで開かれる一大自転車レースに参加するペペ。
しかしレース当日は、彼の元恋人と兄の結婚式と重なってしまい、さらにレースの最中、彼は無線で、スポンサー企業から解雇される話を聞いてしまう。




読み切り的作品。ジブリの作画監督である高坂希太郎が初めて監督をしたという作品なんだが、確かに動きがジブリっぽい。これは見てもらえば一発で分かると思うんだが、宮崎駿が下積み時代から培ったアニメーションの効果的な動かし方みたいなものがこの作品の随所に見られる。監督が意図的にやっているのかどうかわからないがジブリっぽい動きを再現したかったとしたら成功と言えるだろう。

作品のテーマは上の紹介でも書いてある通り宮崎駿作品よりはハードで大人向け。「男のつまらない意地」みたいなものは『紅の豚』ぽい所があるけど、この話は「もう終わっている話」である。ぺぺの相手となる兄貴との男の勝負は既に着いており、ぺぺがその現実を認め乗り越えていく過程を描いている。
自転車レースという日本ではマイナーなレースを分かりやすくかつ緻密に描かれていて良かった。俺も全く自転車レースを知らなかったけど、全く問題は無かった。





欠点を挙げるなら題材が地味である事が挙げられるが、初めて監督する高坂希太郎氏がとにかく世間に自分の実力を知ってもらうために堅実・確実に作り上げた小作品なので、作られた意義を考えると欠点ではないと思える。



よって本当に「良く出来た読み切り作品」という表現がピッタリくる。上映時間も45分と短めだしな。中途半端にヒマな時に見るといいかも。















茄子 アンダルシアの夏 茄子 アンダルシアの夏
黒田硫黄、 他 (2003/12/21)
バップ

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