札幌Ryokanサークル情報とか 日記ぽいものとか |
竜馬暗殺
2006-07-09-Sun-00:43
『竜馬暗殺』みました。クサフカです。
慶応三年。薩長連合を成立させた土佐の坂本竜馬(原田芳雄)は、その革新的な思想のために、佐幕派と倒幕派の双方から命を狙われていた。竜馬は身の保全を図るため、京都・河原町の隠れ家に身を隠す。だが、そこにも竜馬の命を狙う刺客の手が迫っていた…。
竜馬の暗殺の3日前からお話が始まるという一寸変わった映画。
作られたのが1974年なんだが、その時代の持つ魅力が伝わってくる。
その一つが原田芳雄演じるギラギラした野性味溢れる竜馬だ。他の作品にも言えることだがこの時代の映画はワイルドな魅力を持った俳優が多い。
これは仮説なんだが、まだまだメイクとか照明技術の発展していないこの時代、製作者はいかにしてお客に「カッコいい」と思われるか思い悩んでいたのではないか。その時、考え出したのが「粗暴、軽薄、汚い」などの数々のマイナス性質の中にキラリと一瞬だけ光り輝く「カッコ良さ」を内在させる事だったのではないか。要はギャップなんだけど。
1970年代というと学生運動が盛んな時期。理想と現実が交差して退廃的なムードが蔓延した混沌とした時代だった。それはかなり幕末という時代の雰囲気と符合したもので、この70年代という時代だからこそ、『竜馬暗殺』という映画が作ることができたのだろう。
慶応三年。薩長連合を成立させた土佐の坂本竜馬(原田芳雄)は、その革新的な思想のために、佐幕派と倒幕派の双方から命を狙われていた。竜馬は身の保全を図るため、京都・河原町の隠れ家に身を隠す。だが、そこにも竜馬の命を狙う刺客の手が迫っていた…。
竜馬の暗殺の3日前からお話が始まるという一寸変わった映画。
作られたのが1974年なんだが、その時代の持つ魅力が伝わってくる。
その一つが原田芳雄演じるギラギラした野性味溢れる竜馬だ。他の作品にも言えることだがこの時代の映画はワイルドな魅力を持った俳優が多い。
これは仮説なんだが、まだまだメイクとか照明技術の発展していないこの時代、製作者はいかにしてお客に「カッコいい」と思われるか思い悩んでいたのではないか。その時、考え出したのが「粗暴、軽薄、汚い」などの数々のマイナス性質の中にキラリと一瞬だけ光り輝く「カッコ良さ」を内在させる事だったのではないか。要はギャップなんだけど。
1970年代というと学生運動が盛んな時期。理想と現実が交差して退廃的なムードが蔓延した混沌とした時代だった。それはかなり幕末という時代の雰囲気と符合したもので、この70年代という時代だからこそ、『竜馬暗殺』という映画が作ることができたのだろう。
竜馬暗殺 原田芳雄 (2001/11/22) ジェネオン エンタテインメント この商品の詳細を見る |
TRACKBACK
http://ryokan.blog.2nt.com/tb.php/20-8700e75e