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ブレイブストーリー
2006-07-10-Mon-02:28
『ブレイブストーリー』見てきましたクサフカです。
なんか知らんが今日は映画館がやたらめったら混んでたなぁ。
宮部みゆき原作って事で結構期待して見にいったんだが、前半から中盤にかけてがとにかくタルい。小説3冊分を時間内にまとめる為にハショってるのが、原作を全く読んでいなくても分かり、「あー、ここはスタッフとしてはあんまり説明的になり過ぎず、かつ分かりやすい場面を心がけたんだろうなぁ」とか製作者の意図が伝わってくる。でも、どれだけ苦心しても時間が絶対的に足りないのでやっぱり説明不足に陥っていたな。
そうすると、キャラクターの行動の動機とかが希薄になるから共感しにくかった。
ただ、後半の30分の盛り上げ方はガチ。
あの後半の展開だけで俺はこの作品の評価が180°変わった。前半・中盤のタルさも後半の盛り上げの為だと思うと全てが許される。
とにかくテーマの掘り下げ具合が並のアニメ映画じゃない。ファンタジーなのにハードで硬派。テーマ性の強さから見ると『プラネテス』並みだと思ったんだが、それもその筈で脚本家が正に『プラネテス』の大河内一楼その人だった。気付いたのはエンディングのクレジットロールの時で、驚きつつも深く納得したものよ。
声優に関して言えば、やはり何人かは声が浮いた人もいた。だけどあまりにハマりすぎてエンディングのクレジットを見るまで気付かない人もいた。その違いの理由として考えられるのが「今まで演じた事があるのかどうか」だと思う。例えば今まで松たか子が少年役を演じたことなんてないだろう、あったとしても数は絶対的に少ないはずだ。そうなるとどうしても手探りの演技になる。松たか子はまだ主人公なので出番が多く、最後の方には演技力の向上と慣れで違和感はなくなるが、常盤貴子はヒドかった。カッツという誇り高き女戦士役だったのだが、これが全く合わない。役柄上あるていどドスの効いた声の方が良かったんだが常盤貴子のあのほわほわした声じゃなぁ・・・・・・正に対極の声だよな。俺的には江角マキコあたりがピッタリだと思うんだがな。
なんか、ゲーム版の声優陣がベテランぞろいで安定・確実の最強布陣なのがやるせないなぁ。
まぁ総括すると「後半が異常に面白いアニメ映画」
むしろ、全26話で世界観やキャラクターを少しずつ掘り下げていって最後の4話か5話ぐらいであの凄い展開をすれば、間違いなく歴史に名を残すアニメになったろうに・・・・・・
なんか知らんが今日は映画館がやたらめったら混んでたなぁ。
宮部みゆき原作って事で結構期待して見にいったんだが、前半から中盤にかけてがとにかくタルい。小説3冊分を時間内にまとめる為にハショってるのが、原作を全く読んでいなくても分かり、「あー、ここはスタッフとしてはあんまり説明的になり過ぎず、かつ分かりやすい場面を心がけたんだろうなぁ」とか製作者の意図が伝わってくる。でも、どれだけ苦心しても時間が絶対的に足りないのでやっぱり説明不足に陥っていたな。
そうすると、キャラクターの行動の動機とかが希薄になるから共感しにくかった。
ただ、後半の30分の盛り上げ方はガチ。
あの後半の展開だけで俺はこの作品の評価が180°変わった。前半・中盤のタルさも後半の盛り上げの為だと思うと全てが許される。
とにかくテーマの掘り下げ具合が並のアニメ映画じゃない。ファンタジーなのにハードで硬派。テーマ性の強さから見ると『プラネテス』並みだと思ったんだが、それもその筈で脚本家が正に『プラネテス』の大河内一楼その人だった。気付いたのはエンディングのクレジットロールの時で、驚きつつも深く納得したものよ。
声優に関して言えば、やはり何人かは声が浮いた人もいた。だけどあまりにハマりすぎてエンディングのクレジットを見るまで気付かない人もいた。その違いの理由として考えられるのが「今まで演じた事があるのかどうか」だと思う。例えば今まで松たか子が少年役を演じたことなんてないだろう、あったとしても数は絶対的に少ないはずだ。そうなるとどうしても手探りの演技になる。松たか子はまだ主人公なので出番が多く、最後の方には演技力の向上と慣れで違和感はなくなるが、常盤貴子はヒドかった。カッツという誇り高き女戦士役だったのだが、これが全く合わない。役柄上あるていどドスの効いた声の方が良かったんだが常盤貴子のあのほわほわした声じゃなぁ・・・・・・正に対極の声だよな。俺的には江角マキコあたりがピッタリだと思うんだがな。
なんか、ゲーム版の声優陣がベテランぞろいで安定・確実の最強布陣なのがやるせないなぁ。
まぁ総括すると「後半が異常に面白いアニメ映画」
むしろ、全26話で世界観やキャラクターを少しずつ掘り下げていって最後の4話か5話ぐらいであの凄い展開をすれば、間違いなく歴史に名を残すアニメになったろうに・・・・・・
ブレイブ・ストーリー (上) 宮部 みゆき (2006/05/23) 角川書店 この商品の詳細を見る |
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