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茄子 アンダルシアの夏

2006-07-02-Sun-23:00
曲がった事が大好きです。クサフカです。

ルールの裏とか付くのが好き





茄子 アンダルシアの夏』を見ました



 スタジオジブリの大ヒット作『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』で作画監督を務めた高坂希太郎の監督デビュー作。
故郷アンダルシアで開かれる一大自転車レースに参加するペペ。
しかしレース当日は、彼の元恋人と兄の結婚式と重なってしまい、さらにレースの最中、彼は無線で、スポンサー企業から解雇される話を聞いてしまう。




読み切り的作品。ジブリの作画監督である高坂希太郎が初めて監督をしたという作品なんだが、確かに動きがジブリっぽい。これは見てもらえば一発で分かると思うんだが、宮崎駿が下積み時代から培ったアニメーションの効果的な動かし方みたいなものがこの作品の随所に見られる。監督が意図的にやっているのかどうかわからないがジブリっぽい動きを再現したかったとしたら成功と言えるだろう。

作品のテーマは上の紹介でも書いてある通り宮崎駿作品よりはハードで大人向け。「男のつまらない意地」みたいなものは『紅の豚』ぽい所があるけど、この話は「もう終わっている話」である。ぺぺの相手となる兄貴との男の勝負は既に着いており、ぺぺがその現実を認め乗り越えていく過程を描いている。
自転車レースという日本ではマイナーなレースを分かりやすくかつ緻密に描かれていて良かった。俺も全く自転車レースを知らなかったけど、全く問題は無かった。





欠点を挙げるなら題材が地味である事が挙げられるが、初めて監督する高坂希太郎氏がとにかく世間に自分の実力を知ってもらうために堅実・確実に作り上げた小作品なので、作られた意義を考えると欠点ではないと思える。



よって本当に「良く出来た読み切り作品」という表現がピッタリくる。上映時間も45分と短めだしな。中途半端にヒマな時に見るといいかも。















茄子 アンダルシアの夏 茄子 アンダルシアの夏
黒田硫黄、 他 (2003/12/21)
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