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SAW

2007-01-22-Mon-18:34
今、何時か教えて

――自分で時計を見ろ


嘘と言って

――嘘じゃねぇよ


抱きしめて

  ――これだから女ってのは、一を与えれば百を求める

クサフカです。

今日は『SAW』を見ました。
(続きはread more)







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ケアリー・エルウェズ (2005/03/11)
角川エンタテインメント

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あんまり詳細は語りたくない映画。
なかなか面白い映画で、前紹介した『オールドボーイ』を面白いと思った人には楽しめると思います。あんまり細かい事は言いたくないけど、つまりはそれくらいヒドい映画。
でも、俺の中ではオールドボーイの方がヒドさは上かな?比べること自体間違っている気がしないでもないけど

この映画はかなりの低予算で作られた映画なんだけど、低予算かつ小規模な作品で“凄い”と言われ売れた作品は大体“恐怖”を取り扱っているような気がします。『ブレアウィッチプロジェクト』しかり、『CUBE』しかり。媒体は違うけれども「ひぐらしのなく頃に」も同人ソフトという低予算で小規模な環境で作られた作品でした。

切り口の新鮮さというポイントも必要ですが、すべからくターゲットとしている感情が“恐怖”というのが重要だと思います。恐怖と言う感情は己の生命を危機から回避するための感情でどの感情よりも、原始的で鋭敏です。それ故に作品として取り扱う時でも多少表現力が及ばなくて、受け手に対する情報が少なくても、受け手のほうが勝手に頭の中で空想して足りない部分を補ってくれます。その良い例が“怖い話”の類です。怖い話と言えば稲川順二が有名ですね。彼の会話の表現力は凄いものがありますけど、それでも受け手の想像の力を半分は期待して話しているんだと思います。

逆に言えば誤魔化しが効くんですよね。『SAW』の映像はチープさをエキセントリックな表現で騙しているんですが、全く気づかなかったですわ。オーディオコメンタリーでようやく気づいたんですが、このコメンタリーがなかなか面白くて、監督と脚本の2人の作品の世界と全然かけ離れたユルさがこの映画をDVDで見るときの魅力だな。なんか大学生2人がダラダラしながら映画を見ているような感じで良い。

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